本日は福島県白河市にあります「白河の関(白河神社)」をご紹介。
「白河の関(白河神社)」とは
高校野球が好きな方、東北の方なら一度は聞いた事があるのではないでしょうか。
「甲子園優勝旗が“白河の関”を越えられない・・・」
そんな関東と東北の境にある、みちのくの玄関口となります。
2022.8月 仙台育英高校がついに白河の関越えを達成!!
歴史は古く、奈良時代からあった国境の関で、当時は人や物資の往来を取りしまる機能を果たしていたようです。
やがて機能を失ったのち、平兼盛、源頼義、源義経、源頼朝、伊達政宗、松平定信などそうそうたる顔ぶれがこちらに奉献・奉納を行っています。
また、和歌の名所としても知られるようになり、松尾芭蕉をはじめとする時代を代表する文化人たちが訪れてはこの地で詠んだ歌が今でも多く残っています。
心許なき日かず重るまゝに、白川の関にかゝりて旅心定りぬ
「いかで都へ」と便(たより)求しも断(ことわり)也。
松尾芭蕉「おくのほそ道」より
(平兼盛が詠んだ)この関を越えた感動をなんとか都に伝えたいと詠んだのも、もっともだと思う。
といった意味のようだね。
「白河の関(白河神社)」アクセス・開閉時間など
場所:福島県白河市旗宿関ノ森 白河の関
交通アクセス:新白河駅から車で12km / 白河ICから14km
電話:0248-32-2921
開閉時間:9:00〜17:00
駐車場:有り
景観料:無料
「白河の関(白河神社)」を巡る
入り口の狛犬の横を抜けると鳥居が見えます。
鳥居の先は真っ直ぐな階段となっており、空気も透き通り神聖な気持ちになります。
上がった先に本堂が見えてきました。
しっかりとお参りをさせていただきます。
横には散策する小道もあり、松平定信による石碑や文化人が詠んだ石碑などを見ることもできます。
また、圧巻なのは樹齢800年を超える“従二位の杉”です。
鎌倉時代前期「新古今和歌集」の撰者の歌人。藤原家隆が手植えにて奉納したと伝えられているそうです。
見上げると生きてるパワーを感じられるよ
まとめ
いかがだったでしょうか?
知名度が先行しがちですが、実際足を運び感じるのでは過去の偉人たちの背景理解の深さが違います。
源義経が平家追討のため戦勝を祈って松に弓を射立てたとされる“矢立の松”も根株が残っており、歴史を多く感じるスポットが目白押しです。
心を豊かにするきっかけに訪れてはいかがでしょうか?
それでは!