温泉・サウナ

サウナのススメ|身体に起こる健康効果と期待効能|〜実践編〜

今回はサウナを十分に理解いただいた上で、正しいサウナの楽しみ方などの〜実践編〜となります。

まだご覧になっていない方は先に下記〜理解編〜をご覧下さい。

サウナのススメ|身体に起こる健康効果と期待効能|〜理解編〜皆さんは“サウナ”と聞いて、どのようなことを思い浮かべますか? 「蒸し暑く不快」、「我慢比べ」、「罰ゲーム」などネガティブなことを...

サウナを楽しむ前の注意事項

まず、サウナの楽しむ前に確認したい注意事項がいくつかあります。

・体調
体調が著しく悪い日は避けましょう。

身体への適度な負荷が健康効果に期待ができますが、その負荷に耐えられないほど弱っている場合は悪化する可能性があります。

・飲酒
飲酒後は絶対に入ってはいけません。

脱水状態になる上、意識散漫で思いも寄らない事故の可能性があります。

・持病
高血圧、不整脈、心臓病などの持病がある方は、医師にサウナの可否や独自ルーティンを相談し、安全に楽しみましょう。

以上を守らないと逆効果になる恐れがあります。十分に注意しましょう。

正しいサウナの楽しみ方

それではいよいよ正しいサウナの楽しみ方となります。

大まかな流れとしては下記の反復となりますが、それぞれ詳細を見ていきましょう。

水分補給

始めはこれ!
着替えの時点で喉が乾いていなくても十分に水分補給を行います。

これは脱水症状を防げるだけでなく、1回目からより多くの発汗が期待できます。

また、水やジュースではなく、スポーツドリンクのようなミネラル分補給も合わせて摂取できるものにしましょう。

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シャワー

まずはシャワーで身体を丁寧に洗います。

汗や汚れをしっかりと落としてから身体の水分を拭いて完了です。

汗をかきにくい体質の方は先に湯船に浸かって体温を上げてから入るのもオススメです。

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サウナ室

サウナ室へ入室前に身体をしっかりと拭きあげ、タオルをよく絞りましょう。

ランプー
ランプー
サウナ室が水浸しになるので、濡れたままでの入室は絶対NGだ!

サウナ室の作りによっては、下段と上段で20℃〜30℃ほど温度が違います。
身体を慣らすためにも最初は下段から座り、反復する中で上段へ座っていくのがベター。

室内温度にもよりますが、10分前後を目安にしっかりと汗をかきましょう。
また汗は定期的にタオルで拭いましょう。

慣れるまで息苦しい場合はタオルで顔を覆うと息がし易くなります。

また、初心者の方は時間にとらわれず“辛くなってきたな”程度で退出しても大丈夫でしょう。

ただし、汗をかかないまま退出すると〜理解編〜で学んだ期待効果が半減してしまうので、その点は注意が必要です。

ランプー
ランプー
先に入ってた人より早く出ることは許されない…と、負けず嫌いだと考えがちだが個々のペースで入るのが一番。

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水風呂

サウナ室を出たらしっかりとかけ湯などで汗を流してから水風呂へ入ります。

いきなり全身で入ると心臓に負担があるので、半身浴から全身と慣らしながら入ること。

冷やせば冷やす程良いということでは無いので、水風呂の温度に身体が慣れたら上がりごろ。

どうしても水風呂の冷たさに耐えられない場合は冷たいシャワーなどで代替しましょう。

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休憩

身体と髪の水分をしっかりと拭いたら休憩です。椅子やベンチ、リクライニングチェアなどが備え付けてあると思います。

そこでゆったりとラクな姿勢をとり、目を閉じて下さい。

頭はふんわりとして心地良いのに、眠くなく覚醒しているという‥言葉では表現しにくい不思議な気持ちの良い感覚になります。

この休憩は何分でも出来てしまうので10分前後とあらかじめ時間を決めておくといいでしょう。

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ランプー
ランプー
ここまでで1セット。これを3回程繰り返すのが最も効果的だ

サウナマナー

続いてはサウナを楽しむ上でのマナーになります。

当たり前のことのようですが、守れていない方も見かけますので注意して下さい。

・不快(不潔)な行動をしない
身体や髪を洗わずにサウナ室へ入る。サウナ室内で流れる汗を拭き取らない。汗をかいた後、雑な掛け湯でそのまま水風呂へ。水風呂で潜る…

言い出したらきりがありませんが、やられて嫌だと思うことは他の方も同様です。

皆が気持ちよく使えるよう考えて行動しましょう。

・水分を拭き取る
サウナ室に入る際、身体や髪、タオルの水が滴りながら入るのはNGです。

こちらは知らないと悪気なくやってしまいがちかもしれませんが、敷いているタオルや床が濡れてしまいます。

また濡れていると発汗が進まず、そもそものサウナ効果自体半減してしまいます。

・大声で話さない
サウナ室に限らず、水風呂や休憩場でサウナを楽しんでいる方々がいるのに大きなボリュームで話すのはやめましょう。

本人はそのつもりがなくても他人からしたら“うるさい”なんて事もあるため、普段より2、3段階ボリュームを落として空間の邪魔をしないようにしましょう。

・常に周りを気に掛ける
使い終わった休憩椅子などを綺麗にして戻したり、サウナ室が混んできたら場所を詰めたりと配慮しながら楽しみましょう。

これは普段の生活にも共通することですね。

まとめ

いかかでしたか?

休憩の中で感じられるあの気持ちよい感覚はサウナの愛好家ではととのうと表現するようです。

身体の様々な体調改善はもちろんのこと、嫌な事や悩み事がある方も是非サウナを通じてこの感覚に浸ってみて下さい。

現実逃避とは違う、無の境地が訪れて悩み事がちっぽけに感じてしまう心のゆとりが作れるかと思います。

ランプー
ランプー
北斗の拳でいうところの夢想転生だ(笑)
ほぼノンストレスで生活してる自分も心のゆとりが持てる実感あるよなぁ

セット数・サウナ自体の回数を重ねると、より一層この気持ちよい状態を作りやすくなり、心身共に調子が良くなります。

そしてサウナ後の寝つき、睡眠の質も著しく向上していることが実感できるはずです。

この奥深いサウナをみなさんにも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

それでは!

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