本日は「ショーペンハウアー」のご紹介。
彼はドイツの哲学者で、物事を歪曲した考えを持つ、いわゆるネガティブ思考の持ち主です。
当サイトとはご縁が無さそうな人物ではありますが、アインシュタイン他、数えきれない著名人に影響を与えたことが知られています。
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考え方が極端ではありましたが、それでも不思議な魅力のある彼の考え方を学んでいきましょう。
「ショーペンハウアー」とは
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ドイツの裕福な商人の子として誕生します。
転機が訪れたのはヨーロッパをぐるりと家族で旅行した時。
上流階級の社交会などに参加するとともに、各地域の民衆の貧困や過酷な強制労働、処刑現場など社会の悲惨さ苦しみを肌で感じ取り、幼心ながら強い衝撃を受けたようです。
のちに学問の道へ進み勉学に励みますが、父の事故死や母との完全な仲違いで疎遠になりネガティブ思想がより強いものとなりました。
数々の著書を出版しましたが、高く評価されたものから、屈辱的な評価まで作品に大きなむらっ気がありました。
「ショーペンハウアー」の名言
嘘つきの見抜き方
誰かが嘘をついてると疑うなら
信じたふりをするとよい。
そうするとそいつは大胆になり
もっとひどい嘘をついて正体を暴露する。
視野
誰もが視野の限界を
世界の限界だと思い込んでいる。
景色
紙に書かれた思考は
砂上に残った歩行者の足跡に過ぎない。
歩行者のたどった道は見えても
その途中で見た景色は自分の目を用いなければならない。
富と名声
富とは海水のようなもの。
飲めば飲むほど喉が渇く。
名声についても同様である。
距離感
人生は粗いモザイクの絵に似ている。
美しく見るためには遠く離れていなければならぬ。
間近では、それは何の印象も与えない。
不幸①
笑うことが多い人は幸福であり
泣くことが多い人は不幸になる。
不幸②
他人の欠点や愚行を自分から探すような人は
必ず不幸になる。
自由
孤独を愛さない人は
自由を愛さない人になる。
なぜなら、孤独でいるときにのみ
人は自由なのだから。
知力
知は力なり‥。とんでもない。
多くの知識を持っていても
少しの力も持っていない者もいれば、
逆になけなしの知識しかなくても
最高の威力を振るう者もいる。
能力
推理する能力を持った人はたくさんいるが
判断する能力を持った人間は少ししかいない。
他人①
私たちは他人と同じようになろうとして
自分の4分の3を失ってしまう。
他人②
悲しみのほぼ全ては
他人との関係から生まれる。
結婚
結婚とは、男の権利を半分にして
義務を二倍にすることである。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ネガティブ思考も振り切れて考えると腑に落ちる言葉もあったのではないでしょうか?
マイナス×マイナス=プラス。馬鹿と天才は紙一重‥といったところでしょうか。
偉人の名言を心に刻み、夢・人生・思考を整えてより良いものにしていきたいですね。